航空安全・還帰必成・旅行安全
穴守稲荷神社ご本殿の御後に、寂然と鎮まります福徳稲荷
その両脇には、險しいお顔をした一対の大きな御眷属(おきつね様)が据えられております
そのおきつね様は、かつて穴守稲荷が要島(現 羽田空港)に鎮座していた頃、お社の広前をお守りしていました
先の大戦ののち、飛行場拡張のために門前町と共に神社は全て取り壊され、文字通り空港の礎として埋め立てられる中、唯ひとつ地面からお顔を出して耐え残っておりましたところ、僅かな時間だけ戻る事が許された町の人達がスコップひとつで掘り返し、からがら救い帰ったと伝わる由緒をおもちのありがたい おきつね様です
このお守りに刺繍された「福徳」の御名は、どのような困難にも屈する事無く、復び帰って来られるという勁いご利益を、朱い鳥居と滑走路番号の「04」は 今は羽田空港となった穴守稲荷の元の鎮座地(現在のB滑走路の南端)を、裏面は、福徳稲荷の御眷属と、未だ滑走路の下に沢山埋まっているであろう多くのおきつね様達を、それぞれ表しております
大神様のご加護により、必ず無事に戻る事が出来るよう、このお守りを旅のよすがとして、出立前に身に付けてお持ちください