穴守雅楽会

入会案内

穴守稲荷神社では、初心者むけの雅楽会を開催しております。
基礎から練習を重ね、演奏会や当神社祭典での合奏など、発表の機会を設けていきます。
合奏風景 現在、子供の部(小・中学生)と青年の部(高校生〜35才位まで)を募集しております(性別不問)

また、雅楽とは異なりますが、神前で奉納する「浦安の舞」の部も活動しております。
こちらは女性のみ(小学生〜30才位まで)で、人数は若干名を募集しております。


会 費  無料(但し、原則 楽器は個人用意)  ※ 初めのうちは楽器をお貸しします。
練習日  月2〜3回 主に土・日 午後5時〜7時頃まで
場 所  穴守稲荷神社社務所
お申込およびお問合わせは、メール(gagaku@anamori.jp)にて穴守稲荷神社まで。(お電話でのお問合せはご遠慮願います。)

楽器の紹介(管楽器)

鳳笙1 鳳笙2 (しょう)

大きさは高さ45p・幅7pほどの円形で、幅1p程度・長さは長短様々な17本の竹管が、頭(かしら)に差し込まれており、その頭を両手で包み込むように持ちます。
鳳凰が翼を休める姿に似ているので、鳳笙と呼ぶこともあります。
この楽器の特徴は、主に複数の竹を押さえてコード演奏する事と、吹いても吸っても同じ音が出るので、演奏を途切れさせない事にあります。
和声楽器なので伴奏が役割です。

鳳笙の楽譜:音取/ 越天楽・五常楽急/ 皇章急 ※いずれもPDF形式


篳篥2 篳篥(ひちりき)

管は長さ約18p・口径約1pくらいのやや楕円形をしており、舌と呼ばれる葦をつぶしたリードを差し込んで吹奏します。笙と違い自分の口で音程を調節する、難しい技術を要します。
舌は、演奏前にお茶かお湯に浸して、湿りを与る事が必要です。また、篳篥の舌は消耗品で、演奏者に合わせて削り直したりしなければいけません。
篳篥1 音域は1オクターブと狭いですが、そのぶん滑らかで装飾的な奏法が一番発達しています。
構造は縦型のダブルリード、旋律楽器で役割は雅楽の主旋律を受け持ちます。指穴が小さいので女性や子供でも音の出しやすい楽器です。
天を表す笙・空を表す竜笛に対して篳篥は地上の人の声を表し、合奏することによって1つの宇宙を表していたと伝えられています。

篳篥の楽譜:音取・越天楽/ 五常楽急/ 皇章急 ※いずれもPDF形式


竜笛2 竜笛(りゅうてき)

フルートと同じブロー系の横笛で、篳篥に比べて音域も広く多彩な奏法を持ち、その音は竜の鳴き声だと言われています。
同じ指でも息の入れ方を変えて、低音の和(ふくら)と高音の責(せめ)との音を使いわけ、主に篳篥とユニゾンで演奏します。
長さ45p程度・口径は笛によってそれぞれですが、1p〜1,5pくらいです。指穴が広めなので、最初は音が出にくくて苦労する人が多いでしょう。
竜笛1 ほとんど手入れの必要が無く、他の楽器と比べて取り扱いの最も楽な楽器でもあります。
これらの楽器の値段ですが、竹でできた本管は篳篥と竜笛が10万円から上は際限がありません。笙に至っては安くても20万円以上します。
現代では、練習用にプラスチックでできたものがあり、笙以外は6千円から1万円くらいで購入できます。因みに篳篥の舌は2〜3千円です。

竜笛の楽譜:音取・越天楽/ 五常楽急/ 皇章急 ※いずれもPDF形式

教則用資料

ご自由にダウンロードしてご利用下さい。


楽譜(PDF形式)
鳳笙 音取/ 越天楽・五常楽急/ 皇章急

篳篥 音取・越天楽/ 五常楽急/ 皇章急

竜笛 音取・越天楽/ 五常楽急/ 皇章急